英国サバイバル・ガイドとは
ご注意:英国サバイバルガイドの大部分の内容は、私が英国に滞在していた2001年ごろに作成されたものです。今後追加される内容も、基本的に以前掲載していたものを中心にココログに再掲載することになりますのでご了承ください。
-------------
英国暮らしを始めようとしている方、英国が好きだったのに嫌いになってしまった人、英国暮らしでストレスが溜まっている方、子供に英国留学を強請られて困っているご両親、ガーデニングよりも盆栽が好き、やっぱり紅茶はレモンティー、ウェッジウッドよりも有田焼、バーバリーよりも友禅染、辞典といったら広辞苑、3時のおやつは文明堂、そんなあなたのために英国サバイバルガイドは存在している。
英国暮らしは甘くない。ワビサビの心を持って英国を訪れると痛い目にあうだろう。単に言葉や文化が違うだけではない。英国人そのものが、とても理解し難いのだ。
連中は、しばしば自分の思っていることとは逆のことを言う。文句があっても、関係の無い他人にばかり不満を漏らす。わざと不便な暮らしをしながら、激マズな料理を食べ、古臭いパブで生ぬるいビールを飲み、人に嫌味や愚痴を言い、頑固かつ卑屈に自らの人生を楽しんでいる。
こんな連中を外国人が理解しようとしたって、はじめから無理な話だ。当の英国人だって、所詮は自分たちが一体何物なのかなんて分かっていやしない。いや、そんなことには大して興味が無いと言うほうが正しいのかもしれない。むしろ、サッカーの試合、宝くじの結果、お気に入りのテレビドラマ、自宅のガーデン、ペットに餌をちゃんとやったどうか、なんてことの方が気になって仕方がないのだ。
ところが何故だか日本では、英国というと「悠悠自適に紅茶を飲む紳士淑女がいて、成熟した大人の国」なんていうイメージがあるらしい。日本人のようにあくせくとしていないくて、それぞれが自らのライフスタイルを楽しんでいる。そんな誤解まであるようだ。
確かに英国には伝統や歴史があり、世界有数の文明国かもしれない。日本に比べたら広い家に住んでいるし、労働時間も短く、紅茶やビールを飲み、ペットと一緒の暮らしを楽しんでいる。だからって、英国が日本人にとっての理想郷とは言い難い。
実際に日本人が英国で生活していくには、様々な困難がつきまとう。憧れと現実には、大きなギャップが存在するのだ。そのギャップは、ロンドンの地下鉄に存在している列車とホームとの間にあるギャップよりも遥かに大きい。まさしく、"Mind the gap!"なのである。
さあ、現実を直視しようではないか。そう、日本人にとって、英国とはサバイバルしなければならない場所なのだ。知恵無くしては、この国では損をする。遭遇する様々な困難を乗り越え、賢く生き抜いていかなければならない。激マズな飯をうまく避け、理不尽な物事に動じない冷静さを身に付け、英国人の嫌味や皮肉を真に受けず、適当なお天気トークをかまし、ライムスカル(英国の水に含まれている石灰物質)と洗剤の泡が体内に吸収されるのを回避しなければならない。英国で生きていくには、一筋縄ではいかないのだ。
そのために、このサイトは英国に関する様々な物事を取り上げている。これで、少しでも英国暮らしが楽になればこの上ない。さあ、英国サバイバル・ガイドを読んで、英国を楽しもう・・・・・・。
(ーー;)..................
と気負ってみたものの、サイト作者自身がもう英国にいなかったりします・・・・。
えっ?サイト作者自身がサバイバルできていないって? (ーー;)
いやぁ・・・
だって英国で会社クビになっちゃったし・・・
で、労働ビザが無効になって、働けなくなってしまったし・・・
それにお金ほとんど使ってしまったし・・・
ということで、しばらくサイト更新が滞り、またメンテナンスが面倒くさくなったということもあり、一時はサイトの廃止を検討していました。
しかし、とりあえずコンテンツだけでも残して欲しいという強いご要望が一部にあったため、いまだ英国サバイバル・ガイドは存在しています。利用していた無料ホスティングサービスが停止になるのと同じタイミングで、@Niftyがブログサービスを開始したということで、メンテナンスが楽なブログを利用して残すことにしました。
ま、なにはともあれ、これからの英国サバイバルガイドは、英国ネタを中心に様々な出来事を取り上げていく予定です。英国に興味ある方もそうでない方も、どうぞお楽しみくださいませ。
| 固定リンク
« BBC | トップページ | beefeater »
この記事へのコメントは終了しました。



コメント