マッシュド・ポテト
激マズ度:3
英国のジャガイモ料理は、チップス、クリスプス、コロッケ、ポテト・サラダなどなど、バラエティーに富んでいる。英国で手に入るジャガイモは、種類が多く、その質も中々である。品種によっては、ちゃんと料理して食べるとホクホクで美味しい。
とはいっても、素材の良さを殺すのが得意な英国人。調理方法も、たかが知れている。どれも火の通し方が違うだけで、何の味付けも無しに、ジャガイモがそのまま出てくる。そして、味の無いジャガイモの上に、塩、コショウ、穀物酢、ケチャップ、グレービー・ソースなどをブッかけて食べるだけだ。
その中でも、英国人が作るマッシュド・ポテトは酷いものがある。マッシュド・ポテトなんて、単にジャガイモを茹でて、潰せば良いだけのはずだ。でも、英国人の手にかかると、それさえも激マズレシピに大変身する。
その原因は、とても単純である。英国人は、ひたすらジャガイモを茹で上げるからだ。英国人が茹でたジャガイモは、繊維がトロけて、水分を極限まで吸いこんだでんぷん質の固まりと化す。しかも、それを潰してマッシュド・ポテトを作るものだから、グチョグチョ・ベチャベチャである。それが、お皿に山盛りになって出てくるのである。もちろん、味付けなどされていない。
これが出されたときには、運が悪かったとあきらめるしかない。決して、歯ごたえや香りや盛り付け方を楽しもうなどと思ってはいけない。塩でもコショウでも良いから、とにかく味を付けて、後はひたすら口に流し込むのだ。とにかく、お腹が一杯になることだけは、間違いない。
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コメント
なし
投稿: 山田鈴香 | 2004.11.05 09:07
hahaha
投稿: | 2004.11.25 14:23